雇用管理制度を整備して従業員の定着を図りたい
人材不足解消のために、労働者の職場定着等を図る事業主を対象とした助成金、人材確保等支援助成金についてご紹介します。
前年度までの職場定着支援助成金が名称を変えてリニューアルされました。
全国的な雇用情勢の改善や景気の好転に伴い、雇用創出の中核的な担い手である中小企業等では採用意欲がありながら人材が確保できない等の雇用管理上の課題を抱えており、人材不足が顕著となっています。この解消のためには、現在就業している従業員の職場定着を高めるなど、雇用管理改善の取組みを通じた、「魅力ある職場づくり」を推進する必要があります。(平成29年版厚生労働白書)
助成金の概要
評価・処遇制度、研修制度、健康づくり制度、メンター制度、短時間正社員制度(保育事業のみ)のいずれかを3ヶ月~1年間導入する計画書を作成し、計画書認定申請前の1年間と制度導入・実施後の1年間で離職率低下の目標を達成できた場合に助成金が支給されます。
(支給額は57万円、生産性要件を満たした場合72万円)
離職率の低下の目標値は、雇用保険一般被保険者の人数に応じて変わります。
一般被 保険者数 |
1〜 9人 |
10〜 29人 |
30〜 99人 |
100人〜 299人 |
300人 以上 |
低下離職 率目標値 |
15% |
10% |
7% |
5% |
3% |
また、評価離職率が30%以下となっていることが必要です。
各制度について
- 評価・処遇制度
- 研修制度
- 健康づくり制度
- メンター制度
- 短時間正社員制度(保育事業のみ)